のりの掃き溜めブログ

ひとりごとみたいな何か

【BL読書感想文】最高に幸せな気分になった『俺は頼り方がわかりません』全3巻

腰乃先生の『俺は頼り方がわかりません』を読んだので、その感想を垂れ流します!!

 

 

『部活の後輩に迫られています』(著:腰乃)に登場する部長、牧野が主人公の物語。

あらすじは色んなサイトに描いてあるので割愛します。

未読の人は是非、以下のリンクから [あらすじ把握]→[試し読み]→[購入]→[読了] してきてね。

 

▼基本的なあらすじは下記サイトの商品紹介を参照

libre-inc.co.jp

▼試し読みや配信サイトがまとめられています!

www.b-boy.jp

▼今回読んだ作品はこちら

▼前作はこちら

 

 

 

 

※【注意】以下、ネタバレありの感想※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

腰乃先生の俺は頼り方がわかりません全3巻を読んだんですが、控えめに言って最高なやつでした。ありがとうございます。
末長くお幸せになってほしい世話好きカップル。めちゃくちゃ可愛かったです。
世話好きが世話される図、可愛すぎて読者的にもじゃぶじゃぶに溺れそうな可愛さでした…

 

牧野君、弱っているときに助けてくれた清宮さんのこと好きになっちゃって、みっともなくすがって必死こいてアプローチしてたのに、立ち直ってからは持ち前の気遣いを発揮して彼の心の傷を包み込んで、ケツで攻めを抱けるような包容力を持った立派な受け様に成長して…挫折してヘロヘロになってた牧野がこんなに元気になって…と感慨深かった。

2巻まで読んだ時点では、牧野が一方的に救われたのかと思ったんだけど、後々清宮さんの過去とか不器用で面倒くさくて意外とかわいらしい(可愛いのはなんとなく気づいてたけど…「恋がしたい」の短冊とか)素顔が分かって、彼もまた牧野に救ってもらえたのがスーパーハッピーエンドおめでとうお似合いカップルという感じ。

 

とにかく3巻での清宮さんの掘り下げが想定外で予想の斜め上を行っていて、2巻までは余裕のなかった牧野視点で牧野に感情移入して牧野の気持ちばかり考えて読んでいた自分に気づかされた。
現実でも、余裕がないと自分のことばかりで相手のことまで考えられなくなりがちだけど、基本的に牧野視点で進んでいた1~2巻はまさにそんな感じで、牧野も気持ちが先走って嫌われていないかとか自分がどう見られているかばかり気にして、相手のことが全然考えられていなかったんだなと、清宮さんの色んな知らなかった一面を知るにつれて思い知らされた。
清宮さんが救われて良かった。牧野、幸せにしてやってくれ…!

 

あと、2巻と3巻で、似たような展開を逆の立場でやるのが激アツだったな。
2巻で牧野が清宮さんにクソデカ感情を爆発させるけど、3巻では一転清宮さんが牧野にクソデカ感情を爆発させていて、間違いなく相思相愛という感じでもうほんとお幸せに!!!だよ!想いが通じ合って良かった!!

 

……性癖的な面で言うと、小学校の先生というのもなかなか背徳的で最高だった。場面によって先生呼びが違う響きを持って効く。

1巻の頃の清宮さんの長髪は無造作な感じが雄っぽくて良かったけど、2巻以降の短髪も一転今時のあんちゃんって感じで一気に若返った印象で可愛さマシマシだった。

 

自分は普段、BLではない作品でもBL的な萌えをしてしまう人間なんですが、そういうときって大抵推しキャラが可愛くて推しを受けにしちゃいがちなんだけど、清宮さんはかつてなく可愛い攻めで衝撃でした…
フェラしてもらったときとかふとした瞬間に雄っぽさが爆発して最高なんですが、実は乙女で尽くしちゃうタイプで可愛いって言われて喜んじゃう可愛い男で、そこまで知ると牧野と喧嘩したときに怒っていたのさえ可愛く感じちゃうので、全く罪な男ですね…。
それにしても家柄的にも今後色々と面倒ごとがありそうな清宮さんを受け止めた牧野はやっぱり男前だよ。

 

色々拗らせまくって腹の探り合いばかりしてすれ違ったりもした二人が相思相愛のハッピーエンドを迎えられて大変幸せな読後感でした。
前作の部活の後輩に迫られていますも可愛かったし、福くん編が一層楽しみですね…
傑作でした。ありがとうございました。

 

 

…1、2巻先に読んでて3巻を後から読んでの感想なので、何回も1巻から読み返したけど3巻中心の感想になった気がする。まあ、他のマンガでもアニメでも映画でも、クライマックス大好き芸人なので仕方ない。。